コンテンツにはどんなものがあるのか

コンテンツについて理解しよう(第1回)

コンテンツにはどんなものがあるのか

書籍『コンテンツマーケティングの教科書』から初級者~中級者向けに抜粋して、毎週連載でお届けしているシリーズです。コンテンツ(content)とは「中身、内容物」を意味しますが、コンテンツマーケティングにおけるコンテンツには、どんなものがあるのか見ていきましょう。

様々なコンテンツを理解しよう

 Webサイトやカタログ、音声や動画など、読んだり視聴したりできるパッケージ化された内容物はすべてコンテンツです。

 一口にWebサイトといっても商品紹介のページや導入事例などがありますし、ブログやSNSに掲載した記事やそれに対する読者のコメントもコンテンツといえます。

 コンテンツの形態もテキスト、インフォグラフィックス(情報をイラストなどで視覚的に表現したもの)、音楽、動画など実に様々です。

 ここ最近は、オウンドメディアもマーケティングに有効なコンテンツとして注目されています。オウンドメディアとは企業などが自ら所有するメディアのことで、自社のWebサイト、メールマガジン、ブログのほかに広報誌や冊子などの紙メディアも総称する用語です。また、展示会やセミナーなどのリアルなイベントも、コンテンツの一種です。

コンテンツマーケティングで発信するコンテンツは様々
コンテンツマーケティングで発信するコンテンツは様々

 要は顧客を引きつける情報、顧客にとって役に立つ情報は、すべてコンテンツということができるのです。

 コンテンツマーケティングのプロジェクトを進める際は、「自社にとってのコンテンツとは何か、それを誰に向けてどのように発信していくか」をチーム内で確認し、共有する必要があります。この共有をおろそかにすると、サイト制作やカタログ作成など「パッケージ化すること」だけが目的になってしまいます。

 コンテンツマーケティングで重要なのは、「コンテンツの効果を最大化させること」。そのためには、やみくもにコンテンツを作るのではなく、戦略的に発信していく必要があります。

まとめ
  • コンテンツには様々なものがある
  • コンテンツは単独ではなく、組み合わせて活用する
  • 顧客の検討段階を理解し、適切なコンテンツを提供する

第2回「コンテンツの目標設定と効果測定のやり方」へ続く)

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