社内リソース不足を解決する方法

コンテンツマーケティングを始めよう(第6回)

社内リソース不足を解決する方法

前回の記事でお伝えしたように、マーケターが直面するコンテンツマーケティングの課題で、もっとも多くのマーケターが挙げていたのが 「コンテンツ制作に関する社内リソース不足」でした。せっかくのコンテンツも継続して更新しなければ効果が出ません。どうしたら良いのでしょうか?

コンテンツ制作を始めてすぐ挫折する例も

 コンテンツマーケティングに取り組もうと意気込み、オウンドメディアの運営やブログを始めても、3カ月以内に記事の更新をストップさせてしまう企業が多くあります。

 「3カ月経ってもアクセスが増えない」「効果が目に見えない」というのがその理由です。しかし、どんな人気サイトでも3カ月程度で読者が定着、増加したわけではないのです。半年から数年かけて大きなサイトに育てていったのです。コンテンツの公開は継続しないと効果が実感できないのに、その前に更新をやめてしまうケースが大半を占めるのです。

制作を継続できない理由がある

 「効果が分かりにくいからやめる」というのはよくあるパターンですが、実は「記事を書いたり作ったりするのが面倒」「専任の担当者がいない」という理由もあります。

 そもそも定期的にブログやSNSを更新している人を除き、多くのビジネスパーソンは文章を書くことにあまり慣れていません。コンテンツマーケティングの指南書には、社員をコンテンツクリエイターにすることを勧めるものもありますが、コンテンツ制作に慣れていないと、息切れして継続するのは難しいものです。

 シックス・アパートはオウンドメディアを運営したい企業向けのブログを運営しており、社内にはブロガーとして定期的に記事を書く社員が多くいます。このように常時コンテンツを作る経験がないと、社内の人材だけでコンテンツ制作を続けるのは難しいといえます。

 継続していれば話題になっていたかもしれないのに、社内リソース不足で頓挫してしまったオウンドメディアも数多くあります。

外部の力を借りてコンテンツを作る

 こうした空中分解を防ぐには、外部の編集・制作会社やプロに補ってもらうとよいでしょう。

 自社のカタログやWebサイトを制作したとき、プロのデザイナーやライターに依頼したはずですから、定期的にコンテンツを更新し続けるためには、こういった専門家の力を借りた方が早くて確実です。

 ただ、外部にコンテンツ制作を頼むとコストが掛かります。その分売上に貢献するかの目標設定と試算をしたうえで、委託するかどうかの検討を始めましょう。

コンテンツ制作を継続できない理由
コンテンツ制作を継続できない理由

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