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100年企業ほどロイヤルティーが高い

  • 文=雨宮健人
  • 2018年12月04日
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100年企業ほどロイヤルティーが高い

社員のロイヤルティー(忠誠心)は、会社の強さの1つに挙げられる。そこで、自社に対するロイヤルティーの強さに、創業年数で差があるかを調べた。全体では、4分の1弱が「分からない」と答えたものの、「どちらかというと高い」を含め、ロイヤルティーが高いとの回答が40.4%、「どちらかというと低い」を含め、ロイヤルティーが低いとの回答が36.4%という結果となった。少しではあるが、ロイヤルティーが高いという結果が、低いという結果を上回っている。調査は日経BPコンサルティングのシンクタンク・周年事業ラボが行った(2017年7月実施)。

最も高いのは「どちらかというと高い」

勤務先に対するロイヤルティーはどの程度か。「高い」「どちらかというと高い」「どちらかというと低い」「低い」の中から選んでもらった。最も回答比率が高かったのは「どちらかというと高い」(31.6%)だった。次が「分からない」で、23.2%。最も少なかったのは、「高い」の8.9%となった(図1)。

図1 勤務先に対するロイヤルティーはどの程度か(SA)
図1 勤務先に対するロイヤルティーはどの程度か(SA)

創業年数別に見てみる。最も比率が高かった「どちらかというと高い」に関しては、創業年数の長い順に高い結果が出た。100年以上の企業で42.9%、5年未満の企業では16.0%と大きな差がついた(図2)。

図2 どちらかというと高い(創業年数別、SA)
図2 どちらかというと高い(創業年数別、SA)

逆に若い企業のほうが、回答比率の高い傾向となったのが「分からない」という回答だ。100年以上の企業が10.9%程度なのに対し、5年未満の企業で43.2%という結果が出た。自社に対するロイヤルティーについて、若い企業ではまだ概念自体が醸成されていない一面が見てとれる。

図3 分からない(創業年数別、SA)
図3 分からない(創業年数別、SA)

また、「ロイヤルティーが高い」(図4)、「ロイヤルティーが低い」(図5)の創業年数別の傾向は以下の通り。「ロイヤルティーが高い」は、創業年数の長さに一定の比例関係が見られるが、「ロイヤルティーが低い」では比例関係は見られない。
※「ロイヤルティーが高い」=「どちらかというと高い」「高い」の合計、「ロイヤルティーが低い」=「どちらかというと低い」「低い」の合計

図4 ロイヤルティーが高い(創業年数別、SA)
図4 ロイヤルティーが高い(創業年数別、SA)

 
図5 ロイヤルティーが低い(創業年数別、SA)
図5 ロイヤルティーが低い(創業年数別、SA)

若い企業はロイヤルティーが低いわけではない

前回の調査で、勤務先に「ずっと続いてほしい」と創業100年以上の企業が48.3%回答し、その理由について長い年月が醸成したロイヤルティーではないかと言及した。今回の結果でも、100年以上の企業でロイヤルティーの高さは突出していた。ただ、若い企業が一概に、ロイヤルティーが低いわけではないのも明らかとなった。いうなれば“分からない”状態。ロイヤルティーが高いか低いかすら分からない状態から、徐々にロイヤルティーは形作られ、高まっていく。低い状態から高い状態へと、移行していくわけではない。

本調査のExcelデータダウンロード

以下のリンクから、簡単な情報登録だけでExcelデータをダウンロードできます。

本調査について

日経BPコンサルティングのアンケートシステムAIDAにて、同社モニター2135人を対象に2017年7月に調査

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  • 2018年12月04日
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