サンマリノ - 会社の将来を担ってくれる人材へ向けた“モバイルファースト”な設立50周年記念サイトを公開

若い世代へメッセージが伝わるコンテンツに絞って制作

サンマリノ様の設立は1969年9月。シャツメーカーに勤務していた現・代表取締役会長の中森典雄氏が独立し、ニット専業の卸売業としてスタートしました。1992年には、海外ブランドとライセンス契約を結び、当時は輸入販売が一般的だったアパレル業界で、ブランドのコンセプトを生かしつつ日本向け商品の企画開発・販売を行うブランド事業に乗り出します。さらに、2004年にはインターネット通販事業をスタート、2005年には自社ブランドの直営路面店をオープンするなど、業界の先駆けとなる事業を展開されてきました。現在は、カジュアル衣料・服飾品の卸売から、企画、小売までをトータルで手掛けています。

2019年9月に設立50周年を迎えるにあたって、サンマリノ様では、OB・OG、お取引先の皆さま、お客さまへの感謝だけでなく、リクルーティングも意識し、これから自社の歴史を一緒に作っていく人材に向けたメッセージも伝えられる記念サイトを制作したいとの希望がありました。一方、掲載するコンテンツに関しては、移り変わりの激しい業界ということもあり、50年を網羅する資料が十分に揃えられそうにないとの課題をお持ちでした。

当社では、そうした希望や課題に関するヒアリング結果から、限られた資料に頼った周年記念サイトの定番コンテンツで制作するのではなく、50年の中でエポックメイキングとなった出来事を知るキーパーソンへのインタビュー記事をメインコンテンツとすることを提案しました。別途掲載する企業沿革を基に、クライアントと相談しながら取り上げるトピックを絞り込み、インタビュー取材を実施。サンマリノ様の「相互信頼のもと、豊かな人間性と服飾文化を創造する」という社是を実践し、事業の成長を支えてきた方々の生の声から、企業の個性や魅力が伝わるような5つの記事を制作しました。

サイトのデザインに関しても、若い世代を主な想定ユーザー層としましたので、パソコンでの閲覧だけでなく、スマートフォンでの操作・閲覧も重視したデザインをご提案しました。縦スクロールを基本に動きを持たせながら、シームレスなコンテンツやページの遷移を実装し、サイトからの離脱低減を目指しました。企業の公式サイトよりも、サンマリノ様が展開されている幅広いブランドのWebサイトやSNSへのリンクが目立つような構成にして、親しみを持ってもらえるような工夫もしています。

50周年という企業にとって大切な節目となるプロジェクトでしたが、サンマリノ様の記念サイト制作の目的が明確で、代表取締役社長の中森英典様もプロジェクトへ積極的にコミットしてくださいました。その結果、お互いの提案やそれに対する回答が最後までブレることなく、サンマリノ様のご希望に沿った記念サイトを公開できたと自負しています。