豊橋技術科学大学シンポジウム 「未来への挑戦。新たなステージに立つ」

2017.04.25

大学広報

豊橋技術科学大学は、高等学校の卒業生だけでなく、高等専門学校(高専)の卒業生を3年次編入学で受け入れることを積極的に取り組む新構想国立大学の一つとして1976年に開学した。開学当初から学部と大学院の一貫教育を掲げた大学院重視の大学であることが特徴。「技術を究め技術を創る」ことをキャッチフレーズにして、技術を支える科学の探究によって新たな技術を開発することで未来を切り開く学問「技術科学」の研究に取り組んでいる。また、グローバル時代に対応するとともに社会的多様性を尊重する、実践的、創造的かつ指導的技術者・研究者を育成している。

平成25(2013)年度には、文部科学省の「研究大学強化促進事業」支援対象機関として選定され、豊橋技科大の研究力を強化することを加速させている。その一つの施策として、2015年には国内外の著名な研究機関と共同研究ラボラトリーを二つ設置した。共同研究相手は、認知神経科学を専門とする米カリフォルニア工科大学の下條信輔ボルティモア冠教授の研究室と、最少の設備で半導体集積回路を試作・量産するミニマルファブ・システムの開発に取り組んでいる産業技術総合研究所である。

『日経ビジネス』誌面に掲載する開催告知を作製。『日経ビジネス』誌面に掲載する開催告知を作製。

2016年1月のシンポジウムでは、共同研究ラボラトリーをメインテーマとして位置付けて開催し、シンポジウムの運営だけにとどまらず、豊橋技科大の研究活動を広く知らせたいとの依頼が弊社に寄せられた。そこで弊社は、学術関係者に配布するポスターやチラシを作製するとともに、そのデザインを生かした日経ビジネス誌掲載用の開催告知も作製するとともに、日経ビジネスオンラインのメルマガにも開催告知を掲載してシンポジウムへの参加者を募った。

シンポジウムの当日運営を行った。シンポジウムの当日運営を行った。

その結果、2014年と2015年のシンポジウム参加者は100人程度にとどまっていたのに対し、2016年1月の場合は会場定員300人を上回る約400人からの参加申込が殺到し、募集後すぐに受付を締め切るほどの注目を浴びた。参加申込者には著名な科学ジャーナリストや複数のマスコミ関係者も含まれており、このシンポジウムをキッカケとしてテレビ番組の企画が進行したり、数多くの産学連携や共同研究がスタートするなどの2次的な告知効果もあった。

豊橋技科大の研究活動を紹介する雑誌風パンフレットを作製。シンポジウム当日に配布。豊橋技科大の研究活動を紹介する雑誌風パンフレットを作製。シンポジウム当日に配布。

さらに、豊橋技科大の研究活動を、取材をベースに分かりやすく説明した20ページの雑誌風パンフレットを作製してシンポジウム当日に参加者全員に配布した。このパンフレットは、ちょうど映画を鑑賞する際に購入するパンフレットと同じ位置付けで、シンポジウムの内容をより深く理解することができたと好評であった。パンフレットの掲載内容はシンポジウムに参加していなくても理解できるようになっており、普段でも配布できるように企画したことも弊社が工夫した点である。

シンポジウム当日の開催内容をDVD映像として記録。シンポジウム当日の開催内容をDVD映像として記録。

また、シンポジウム開催内容は、DVD映像として記録して豊橋技科大に納品し、豊橋技科大が新聞社からの取材問い合わせなどに貸し出すことなどにも活用されている。

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