【新刊のご案内】世界に誇れる日本の技術を結集！
「海底トンネルの造り方―水の力でつなぐ沈埋工法」を全編カラーページで発行

2024年11月25日

株式会社日経BPコンサルティングは、「海底トンネルの造り方――水の力でつなぐ沈埋工法」（著者：下石誠）を11月25日に発行いたします。

水中に働く自然の力を利用し、サッカーコートの長辺より長い函（はこ）を海底で寸分の隙間なくつなぐ沈埋（ちんまい）トンネル。日本国内には30本の沈埋トンネルが建設されています。
沈埋トンネルの建設には函を制作する場所の確保、建設地の地盤沈下への対策、函同士の接合など様々なハードルがあります。国内外で数々の沈埋トンネル建設を手掛けてきた五洋建設は、それらの課題を1つずつクリアしてきました。
本書は、沈埋トンネル建設の最前線に立ち続けた著者が語る、沈埋トンネルの「裏側」に迫る技術解説書です。建設の過程で生み出された数々の技術革新や技術者たちの挑戦の日々を、豊富な図版や写真とともに全編カラーページで紹介します。土木の魅力と技術開発の面白さがつまった一冊です。

【著者紹介】
下⽯誠（しもいし・まこと） 五洋建設顧問九州⽀店駐在
1957年⽣まれ。1980年に九州⼤学⼯学部⽔⼯⼟⽊学科を卒業し、五洋建設に⼊社。九州⽀店次⻑兼⼟⽊部⻑、専務執⾏役員九州⽀店⻑などを歴任。沈埋トンネルに関しては、川崎航路沈埋トンネル⼯事（1987年9⽉〜1990年12⽉）、沈埋トンネルの技術開発〜Vブロック⼯法、キーエレメント⼯法、クラウンシール継⼿、プレーシングポンツーン⼯法〜（1992年4⽉〜2002年3⽉）などを担当した。

【主な目次】
序章 「沈埋トンネル」に魅せられる
第⼀章 ⽳を掘らずに⽔底をくぐる「沈埋トンネル」
第⼆章 沈埋トンネルはどう造る？
第三章 「沈埋」を進化させた３つの技術開発
第四章 「Ｖブロック」から始まった最終継⼿改⾰
第五章 最終継⼿の⾰命児「キーエレメント⼯法」
第六章 地盤沈下を制する「クラウンシール継⼿」
終章 技術⾰新の原動⼒は技術者の「挑戦」

【本書の特徴】

○五洋建設が手掛けた沈埋トンネルを写真で紹介

○沈埋トンネル建設に関する技術を図版付きで解説