「しあわせな空間」をつくろう。
──乃村工藝社の一所懸命な人たち
- 能勢 剛 著
- A5判/並製
- 376ページ
- 価格:2,700円(税別)
- ISBN:978-4-86443-142-2
- 発行元:日経BPコンサルティング
- 発行日:2023/02/06
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リモートワークより、社員が「しあわせ」を感じるオフィスとは?
日本初の試みが満載!大人も子どもも「しあわせ」にする球場とは?
──新しい時代の、≪ものづくりヒント≫がそこにある!
●90年前の小学校を、憧れのヘリテージホテルに●思わず市民が歓声をあげた自慢の図書館●ジブリパークの本物感は、想像を絶するこだわりから●歩行者中心の水辺の街で、下町の暮らしを豊かにする●7万年分の世界的大発見を一気に見せる常識外れの博物館●つくり手が語る、動く実物大ガンダムのヒミツ●子どもの創造スイッチを入れる不思議ミュージアム●東京の真ん中に「江戸のにぎわい」を復興する、etc.
内容紹介
働く、遊ぶ、食べる、買う、学ぶ、旅する、泊まる、観る、集まる─。暮らしのあらゆるシーンにある「しあわせ」な空間。このうえなく、しあわせな体験ができる空間は、いかにして生まれたのか。本書は空間づくりを手掛ける乃村工藝社を取材対象に、時代をリードする空間を訪れ、関係者へのインタビューを重ねながら、人々を惹きつけてやまない空間の魅力を解き明かしました。しあわせな空間を切り取った、みずみずしい写真も満載。読んで面白く、かつその場所に出かけてからも新たな学びを得られる一冊です。
いったい、“しあわせ”を生み出す空間は、どんな背景、どんな問題意識から発想されたのか?空間のつくり手は、その発想をどう受け止め、どんなアイデアと工夫とで、人々の“しあわせ”を具体的なカタチにしていったのか?これからの時代に求められる新しい空間価値と、それを創造する仕事の進め方を、関係者の話を聞きながら、詳細かつ具体的なストーリーとして追いかける。そのなかに、次の時代に向けたビジネスや、ものづくりのヒントが、たくさん埋まっているはずだ。
――『「しあわせな空間」をつくろう。』まえがきより/
能勢剛
(著者、「日経トレンディ」元編集長)
目次
下町の「ゆるさ」感じる水辺の街――東京ミズマチ
江戸のにぎわいが楽しい神社――神田明神文化交流館「EDOCCO」
見て、感動して、遊んで、つくるミュージアム
――パナソニッククリエイティブミュージアム「AkeruE(アケルエ)」人々が憩い、語らい、仕事もできる街路――Marunouchi Street Park
子どもも大人も、胸を熱くする実物大ガンダム――ガンダム立像プロジェクト
遊ぶように仕事ができるワークプレイス――乃村工藝社「新オフィスプロジェクト」
社員が遊びに行きたくなるオフィス――グロースエクスパートナーズ「SKY Agora」
市民が通いつめる居心地いい図書館――菊池市中央図書館
7万年の時を過ごせる博物館――福井県年縞博物館
地域の思い出をつなぐホテル――ザ・ホテル青龍 京都清水
お茶の世界を楽しく体験できるフードパーク――KADODE OOIGAWA
映画の作品世界に入り込めるジブリ空間――ジブリパーク
野球ファンの夢をカタチにしたボールパーク――北海道ボールパークFビレッジ
著者紹介
能勢 剛(のせ・たけし)
日本経済新聞社のシンクタンク、日本消費経済研究所(当時)のマーケティング理論誌「消費と流通」編集部を経て、日経BPで「日経トレンディ」編集長、「日経おとなのOFF」編集長などを務める。その後、日経BPコンサルティング取締役編集担当として数多くの企業メディアを制作。独立後はメディア制作のコンセプトブルーを主宰。媒体のコンセプト提案、企画づくり、取材・執筆などで活動。