医の心を育む 伊賀塾7日間の奇蹟
- 小柳 仁 編著
- 4-6
- 240ページ
- 価格:1,512円(税込み)
- ISBN:978-4-864430-90-6
- 発行元:日経BPコンサルティング
- 発行日:2015/10/05
内容紹介
第一執刀医としての心臓手術が7000例を超える心臓外科医・小柳仁は 今、人生の集大成の仕事として、「医の心を持つ人材の育成」に取り組んでいる。
そのスタートとなったのが、2012年から始まった「伊賀塾」。
同塾は小柳がこれと見込んだ講師を迎え、7日間にわたり開催。
三重県伊賀市に現存する旧藩校の崇廣堂に、延べ700人を超える塾生が集った。
全国から集まった塾生の中には、当時8歳の小学生もいた。
今年、その少年から小柳の元に1通の手紙が届いた。
「小柳塾長へ ありがとうございました。僕は、伊賀塾での教えを胸に、医者になります」。
しかもこの少年は難関有名中学に合格したという。
伊賀塾が一人の少年の心に火をつけ、人生を変えた。
その少年以外にも「私は看護師になります」と宣言した小学生や中学生もいる。
伊賀塾が起こした小さな奇蹟である。
本書は、小柳のほか井部俊子・聖路加国際大学学長や松本晃・カルビー代表取締役会長 兼CEOら伊賀塾講師の講演のエッセンスをまとめたものである。
- 第一講 心臓移植にかけた40年(小柳仁 伊賀塾塾長・東京女子医科大学名誉教授)
- 第二講 看護という仕事(井部俊子 聖路加国際大学学長)
- 第三講 信念とビジョン(松本晃 カルビー代表取締役会長兼CEO)
- 第四講 医学研究と実践医療(光山正雄 京都大学名誉教授)
- 第五講 社会問題としての移植医療(後藤正治 ノンフィクション作家)
- 第六講 薬剤師から見た医療システム(杉浦伸一 名古屋大学大学院医療システム管理学 講座准教授)
- 第七講 地域医療再生に携わって(三木誓雄 伊賀市立上野総合市民病院院長)
- 最終講 あとがきに代えて 若者よ、医の心に目覚めよ(塾長 小柳仁)