CIO伝説を作った男たち
いかにして経営とシステムの一体化は成し遂げられたか
- 石堂一成 編著
- 4-6
- 264ページ
- 価格:1,620円(税込み)
- ISBN:978-4-864430-45-6
- 発行元:日経BPコンサルティング
- 発行日:2013/07/22
内容紹介
日本には、真のCIOが少なく、間違いだらけのシステム化が横行している!
いまや、どんな会社でもIT(情報技術)やICT(情報と通信の技術)を導入することは
当たり前の時代になったが、それでも世の中には「間違いだらけのシステム構築」の例が跡を絶たない。
間違いの多くは、ITを使いこなさなければならないはずのユーザーが、
「IT」と「情報システム」と、「仕事の仕組み」の違いを理解しないまま、
いつの間にか「IT導入」自体を目的化させていることがある。
また、ベンダー側にも問題があり、
多くの場合「未完成の欠陥品」を堂々とリリースしているために、
ユーザーがITに振り回されてしまう。何より、ユーザー企業の側に
「真のCIO(最高情報責任者〈Chief Information Officer〉)」が不在であることが、
被害を大きくしている。CIOの本来の役割は「仕事の仕組みを改革し、
必要であれば情報システムも活用すること」のはずだが、
こうした経営的視点に立つCIOがいないことに本質的な問題がある。
そこで本書では、CIOの中のCIOとも言うべき“闘うCIO”8人の実話を元に、
いかにしてそれぞれの企業が「経営とシステムの一体化」に努めてきたのかについて考察を深め、
経営とシステムのあるべき姿を探る。