ビジネスでの生成AI活用調査 「何らかの情報収集を生成AIで完結できる」利用者が75%、20代は上の世代より生成AIを積極活用
日経BPコンサルティング調べ 生成AI活用調査
2026年2月16日
株式会社日経BPコンサルティング (東京都港区)は、ビジネスの現場での生成AI活用実態と情報収集への影響度を明らかにするため、2025年11月に1000人のビジネスパーソンを対象に「生成AI活用調査」を実施した。
調査結果のポイント
- ●仕事において「何らかの情報収集を生成AIで完結できる」と答えた生成AI現利用者(※)が75% ※ 仕事における生成AIでの情報収集者(情報収集率が10%未満(0%を除く)~100%とした回答者)
- ●20代は上の世代より生成AIを積極活用、利用率50%以上が19.5%
- ●「手早く概要を把握したい場合」「何を調べれば良いか分からない場合」「新しい言葉・事柄の把握」は生成AIで完結する傾向
- ●情報収集で利用することが多いのは「検索エンジン」
- ●場面別の情報収集では、新聞・専門誌(Webサイト含む)や生成AI、企業のWebサイト・営業担当者、製品比較サイト・業界等コミュニティサイトなどを使い分けている傾向
生成AI現利用者の75%が「何らかの情報収集を生成AIで完結できる」
本調査では、仕事における情報収集において何らかの形で生成AIを利用している層が47.1%だった。既に多くのビジネスパーソンが業務に生成AIを取り入れている状況が明らかになった。
生成AIの現利用者(※)に限って分析すると、何らかの情報収集を生成AIで完結できると答えた回答者が75.2%に上った(図表1)。特に「手早く概要を把握したい」「何を調べれば良いか、あまり分からない」「新しい言葉・事柄の意味・概要を知りたい」といった情報収集の入り口で「生成AIで完結できる」と答えた割合が高かった。概要や新しい言葉・事柄の把握では、情報収集を生成AIで完結している利用者が一定数いることが明らかになった。
※ 仕事における生成AIでの情報収集者(情報収集率が10%未満(0%を除く)~100%とした回答者)
20代は上の世代より積極活用、利用率50%以上が19.5%
デジタルネイティブ世代である20代のビジネスパーソンは、上の世代よりも生成AIを情報収集に積極的に活用していることが分かった。情報収集における生成AI全般の利用率が50%以上の20代は19.5%で、30代の16.0%、40代の12.5%を上回っている(図表2)。一方で利用していない層も22.0%いた。「検索エンジンの検索結果の上部に生成AIによる回答が表示されるようになったのが迷惑」(20代の自由回答)といった回答もあった。デジタルネイティブ世代といえども、全員が同じように生成AIを活用しているわけではないという点は、企業における生成AI活用推進のヒントとなる。
場面別の情報収集では新聞・専門誌、生成AI、企業Webサイトなどを使い分け
仕事の情報を収集する場面別に利用することが多い手段・情報源を尋ねたところ、いずれの場面でも検索エンジンがトップだった。検索エンジン以外では用途によって適切なツールを使い分けている実態が明らかになった。「業務課題の解決策を大まかに把握したい場合」は新聞・専門誌(Webサイト含む)が17.9%、「新しい言葉・事柄の意味・概要を知りたい場合」は生成AI関連が20.1%、「特定分野の主要な製品・サービス名や企業名を知りたい場合」は生成AI関連が16.4%、企業のWebサイトや営業担当者等も同じく16.4%、「製品・サービスの機能・内容を把握したい場合」は企業のWebサイトや営業担当者等が21.3%、「製品・サービスの評価・良し悪しを確認したい場合」は製品比較サイトや業界等コミュニティサイトが19.4%、と、それぞれ検索エンジンに次いで高かった(図表3)。情報収集の場面に応じて手段・情報源を使い分けている実態がうかがえた。
日経BPコンサルティングでは、本調査の解説記事を公開している。ビジネスにおける生成AIの活用状況を把握し、生成AIの活用力を高めるためにもぜひお読みいただきたい。
連載:【生成AI活用調査】
1)生成AIが変えるビジネス情報収集の未来――半数が生成AIを活用も「賢く疑う」
2)20代の生成AI活用最前線、デジタルネイティブ世代が求める「時短」と「正確性」
3)調査データで知る「生成AI利用度(役職別・企業規模別)」
図表1 何らかの情報収集を生成AIで完結できると思う割合
※「仕事における生成AIでの情報収集者(情報収集率が10%未満(0%を除く)~100%とした回答者)」
図表2 仕事において情報収集をする際の生成AI全般※の利用度
※ChatGPTなどの対話型生成AIツール、Googleの生成AI機能など
図表3 仕事の情報を収集する場面別、現在利用することが多い手段・情報源
- 調査概要
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- 調査期間:
2025年11月14日~11月19日
- 調査手法:
インターネット調査
- 調査対象:
日本国内の企業に勤務するビジネスパーソン20歳代~60歳代
- 有効回答数:
1000人(各世代200人×5世代)
- 調査実施:
株式会社日経BPコンサルティング
- 調査期間: