空気清浄機利用者の7割が効果を実感
―お部屋の環境に関するアンケート―
2012年11月01日
日経BPコンサルティング(東京都港区)では、室内環境に対する意識や空気清浄機がどのように利用されているかなどを尋ねるアンケートを実施し、269人から回答を得た。
室内環境で気になるのは「湿気」「ほこり」「ニオイ」「カビ」「ハウスダスト」
室内環境で気になっていることを尋ねたところ、「湿気」(43.1%)、「ほこり」(41.3%)、「ニオイ」(33.8%)、「カビ」(32.7%)、「ハウスダスト」(31.6%)が上位となった。(図1)
また、室内環境を良くするための「対策はとっていない」のは7.8%にとどまり、ほとんどが何かしらの対策は立てているものの、それらの対策が「十分である」「まあ十分である」と回答したのは4割に満たなかった。
ハウスダストの除去について尋ねた質問では、実際に対策をとっているのは3割弱だが、約3/4の回答者がハウスダストを意識していることが分かった。(図2)
空気清浄機の利用率は34.6%。利用者の7割が効果を実感
空気清浄機の利用率は34.6%。空気清浄機を利用していない人の38.6%が利用意向を示した。
空気清浄機を利用している人の約半数は「花粉の除去」「ハウスダストの除去」「空気中のウイルス・菌の除去」を購入目的としている。(図3)
これら3項目を購入目的とした利用者にそれぞれの効果を尋ねたところ、最も効果を感じているのは「花粉の除去」で82.4%、次いで「ハウスダストの除去」が56.3%、「空気中のウイルス・菌の除去」は47.7%にとどまった。
全体として空気清浄機を利用することで室内の環境が変わったと実感している利用者は7割に上った。(図4)
空気清浄機購入時に重視したポイントのベスト3は、購入目的と同じく「花粉の除去」(49.5%)、「ハウスダストの除去」(40.9%)、「部屋のニオイの除去」(38.7%)である。空気中の不純物の除去に加え、ニオイの要素も購入動機につながっている。また、使い勝手や利便性に目を向けると「フィルターの寿命が長い」は約3割が重視し、「持ち運びができる」、「掃除・洗浄が簡単」、「音が静か」も約2割が重視ポイントとしている。
全調査項目は下記でご覧いただけます。
集計結果PDF(0.158MB)
調査概要
- 調査対象:「日経TRENDYnetメール」受信者、「日経TREDYnet」サイトアクセス者
- 調査方法:インターネット調査
- 調査期間:2012年9月24日~10月1日
- 回答者数:269件
- 調査機関:日経BPコンサルティング