第一弾は、人材の多様性を経営に活かす「ダイバーシティ診断」~ 経営企画部門、人事・研修部門を対象に提供 ~
―【新事業】“企業力診断サービス”を開始―
2011年02月03日
日経BPコンサルティング(東京都港区、代表取締役社長:高橋銀次郎)は、本年2月3日より、日本企業の標準値と、各企業の従業員等の意識調査結果を比較する「企業力診断サービス」を開始した。その第一弾となるのは、人材の多様性(ダイバーシティ)を経営に活かす組織活性化ツールとなる「ダイバーシティ診断サービス」である。
ダイバーシティ診断サービスは、「多様な人材を経営に活かせず組織が沈滞している」、「顧客の大半は女性であるにもかかわらず女性やの視点が商品開発に生かせていない」・・・といった企業の問題を解決するための支援サービスである。従業員の意識と取り組みを把握したいと考えている経営企画部門や人事・研修部門を対象に提供する。
日経BPコンサルティングがこれまで提供してきた市場調査やコンサルティングサービスは、企業の潜在・既存顧客など、企業を取り巻く外部ステークホルダー(利害関係者)の視点で、企業やその4P[製品(Product)、価格(Price)、流通チャネル(Place)、プロモーション(Promotion)]を評価したり、改善策を立案・提言したりするものが中心であった。
これに対して、「企業力診断サービス」は、各企業の役員・従業員・プロジェクトメンバーなど、企業内部の構成メンバーの視点で、自社のさまざまな取り組みについて自己診断した結果を、日本企業の標準値(ベンチマーク指標)として用意した調査結果と比較・分析するものである。比較する際の分析軸は、対象企業の業種や従業員数規模、対象者の役職・資格、所属部署、性別、年代といった各種の属性で設定できる。内部診断結果をベンチマークによって、改善策の立案につなげる。第一弾となる「ダイバーシティ診断サービス」は、日本企業の標準値となる大規模な調査を2010年に実施した。
近年は、4Pに関する外部評価だけでは、競合との差別化を実現するのが困難な事業が増えている。そこで、企業内で組織を活性化させ、戦略に則った施策の実行力を高めることが、より重要になっている。こうした動向を踏まえ、「企業力診断サービス」の提供を開始するものである。
2011年2月3日(木)には、第一弾の「ダイバーシティ診断サービス」開始を記念し、ベンチマーク調査結果の解説を交えたセミナーを開催。これに続くテーマとして、プロジェクト・マネジメントやグローバル事業展開などを想定しており、準備が整い次第、順次提供を開始する予定である。