採用情報
デジタルコンサルタントの仕事
紙の編集者から、デジタルの領域へ
お客様の課題に寄り添いながら、
文化と歴史を未来へつなぐ架け橋に
M.K
マーケティング本部 コンサルティング部
兼 周年事業・デザインセンター コンサルタント
「紙」から「ソリューション」へ:キャリアを開いた原点
入社前はどんな仕事をしていましたか?
M.K 私のキャリアは、大学卒業後に出版社で書籍の企画・編集に携わることから始まりました。書店回りからスタートし、書籍の企画立案からマーケティング戦略、編集まで、出版業界を広く理解する経験を積みました。
2社目の出版社では、周年誌の企画営業に従事。お客様の思いをヒアリングし、「周年誌」として形にするやりがいを感じました。しかし、提供できるソリューションが主に周年誌に限定されていたため、「もっと幅広い課題に応えたい」「多様なメディアで最適な解決策を提案したい」とソリューション営業を極めたい思いが募っていきました。
日経BPコンサルティングを転職先に選んだ理由を教えてください。
M.K 前職までの経験から、お客様と直接対話し、課題解決に貢献する「コンサルティング/ソリューション営業」職に魅力を感じました。特に、与えられた商品を売るだけでなく、お客様のニーズに応じた最適な解決策をゼロから組み立てるソリューション営業に挑戦し、キャリアアップしたいという明確な目標が生まれました。
そんなとき、日経BPグループの強力なブランド力と、ビジネス領域における信頼性の高さを持つ日経BPコンサルティングに強く引かれました。紙媒体に留まらず、広範なソリューションを提供できるフィールドがここにあると確信したからです。入社当時はデジタル分野の知見は少なかったものの、日経BPコンサルティングの特徴である周年事業特化の組織「周年事業デザインセンター」ではこれまでの経験が生かせると考え、新たな一歩を踏み出しました。
不安を払拭した「圧倒的な成長」:デジタルコンサルタントとしての深化
入社前と入社後で会社の印象は変わりましたか?
M.K 日経BPコンサルティング入社前は、自身の経験不足から、この高度な専門性が求められる環境で通用するかどうか不安を感じていました。しかし、入社後はその印象が一変しました。当社は「いい意味でなんでも任せてくれる」社風で、個人の裁量が大きく、それが自律的な成長の原動力となります。新しいアイデアが歓迎され、意欲次第で無限の挑戦機会があると感じました。
特に「圧倒的な成長」を実感しています。前職の紙媒体編集から、ここではサイトや動画のデジタル施策について、設計、編集、ディレクション、広告運用まで一から習得し、デジタルコンテンツ全般の企画・制作を担うようになりました。これにより、デジタルコンサルタントとして、お客様の課題解決に貢献するための思考スキームを体系的に身につけられました。
また、お客様の業界知見が飛躍的に深まる点も魅力です。エネルギー分野のマイクログリッド調査に携わった経験や、デジタルアーキビストの資格取得など、新たな分野への挑戦も重ねてきました。お客様の課題解決に向け、最適なソリューションを多角的に提供できる「プロ」として、日々成長を実感しています。
多角的なソリューションと、成長を支える充実した環境
今の業務内容を教えてください。
M.K 現在、私はマーケティング本部コンサルティング部と周年事業・デザインセンターを兼務し、動画、サイト、記事といったデジタルコンテンツを中心に、企画設計から編集・制作、効果検証までを一貫して手掛けています。お客様のビジネス課題にしっかり伴走し、常に最適な解決策を探求しています。
特定の専門分野を極めるよりも、幅広い知識と経験を活かし、お客様の期待を超える多様な相談に対応できることに喜びを感じます。この「お客様の困りごとを何でも解決できる存在」を目指す姿勢こそが、私のキャリアの大きな強みとなっています。
入社して良かったと思うことはありますか?
M.K 日経BPコンサルティングの働く環境は、何よりも研修制度の充実が際立ちます。例えば、契約するオンライン動画プラットフォームなどを活用して新たなスキルを習得でき、動画編集の知識を深められました。また、前述のデジタルアーキビスト資格取得のように、業務に必要な資格取得などは会社がサポートしてくれるため、専門性を高める機会が豊富です。
入社後のサポート体制も手厚く、特に同じ部署の先輩には大変お世話になりました。私のスキルや経験に合わせて常に親身に相談に乗ってくださり、手厚い指導のおかげで、スムーズに業務に慣れることができました。部署内の人間関係も良好で、同僚や上司との距離が近く、他部署の皆さんからもフランクに声をかけてもらえるオープンな雰囲気です。こうした環境のおかげで、私も積極的に質問や意見を交わすことができ、日々刺激を受けながら成長を続けています。
美術館に感動する休日と、未来へ繋ぐデジタルアーカイブへの情熱
休日の過ごし方は?
M.K 休日は、全国各地の美術館巡りが私のライフワークです。最近特に感動したのは、静岡市にある芹沢銈介美術館、滋賀県立美術館、岡山県の大原美術館です。大学時代は、博物館学芸員になる勉強をしていて、今でも美術への関心は絶えません。美しい芸術作品や歴史的背景に触れる時間は、日々の業務で培われる論理的思考とは異なる感性を刺激し、かけがえのないリフレッシュであり、新たな発想の源となっています。
今後、挑戦したいことは?
M.K 今後、私が最も挑戦したいのは、企業のデジタルアーカイブを拡大し、社会全体に貢献することです。残念ながら、デジタルアーカイブの分野において、日本はまだ世界に後れをとっていると感じています。私は特に「周年事業」に関心があり、企業や団体が歩んできた歴史、育まれた文化、人々が大切にしてきた普遍的な思いを「未来に残したい」という強い気持ちを抱いています。これらの貴重な資産は、デジタル形式であれ、テキスト形式であれ、その価値は普遍的であると考えます。AIの進化が進む現代において、企業のナレッジを整理し、アーカイブしていく重要性はますます高まると確信しています。日経BPコンサルティングで得た幅広いデジタルスキルと、これまでの編集・企画経験を最大限に生かし、日本企業の隠れた歴史や文化を掘り起こし、デジタル技術を通じて後世へとつなぐ架け橋となることで、社会に貢献していきたいと考えています。