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独自調査に見るマーケティング業界のトレンド
第1回:コンテンツマーケティング、進んでいますか?

  • 2017.2.14

 「コンテンツマーケティング」「マーケティングオートメーション」「アカウントベースドマーケティング」…マーケティング業界には次々と新しいトレンドが生まれています。マーケティングを生業とする皆様でも、「新しいトレンドを学び、取り入れて、実績に結びつけるまでに育てるのが大変」、と感じられることもあるのではないでしょうか。できる限り効果的な施策に絞って取り入れたい、そう思われるのは当然のこと。では実際に、どのくらいのマーケターの方がどんなトレンドに着目し、取り入れようとしているのか。弊社の独自調査によって、2017年、マーケターの方々が着目する施策が浮かび上がってきました。

2016年にコンテンツマーケティングは3割が注力

 昨今のマーケティング関連で見逃せないのは、なんと言っても「コンテンツマーケティング」でしょう。まず、率直に「コンテンツマーケティングがどのくらい取り組まれているのか」を調査したところ、約29%のマーケターの方が、2016年に力を入れた施策として「コンテンツマーケティング」を挙げる回答結果になりました(図1)。

2016年マーケターが力を入れた施策

図1:2016年力を入れたマーケティング施策

(図1:2016年マーケターが力を入れた施策)

 「Webサイト改修」が50%、「展示会などのリアルプロモーション」が45%を超える割合であることと比べると、少ないと感じる方も多いかもしれません。これを、まだまだ伸びしろのある施策だからと捉えるべきか、それとも、コンテンツマーケティングは既に下火になってしまったと考えるべきか。そのヒントは、マーケターの方々の2017年継続施策にありました。

これからのマーケティング施策での変化

 マーケターの方々がこれから(2017年)どのような施策に力を入れようとしているのか。今後も継続したい取り組み、新たに取り入れたい取り組みを聞いたところ、約32%のマーケターの方が「コンテンツマーケティング」と答えました(図2)。これは、2016年に力を入れた「展示会などのリアルプロモーション」「Webサイト改修」に続く数値です。

2016年力を入れた施策と、2017年継続・新規施策

図2:マーケターに聞く2016年/2017年取り組み施策

(図2:マーケターに聞く2016年/2017年取り組み施策)

 また、力を入れる取り組みが2016年から2017年になるにしたがって、どのように変化したのかを見ると、コンテンツマーケティングは+3%の伸び率を示していました。先ほど2016年力を入れた施策のトップだった「Webサイト改修」が-14%でしたので、コンテンツマーケティングは決して下火になったわけではなく、マーケティング施策の一部として根付き、発展の途上にあると考えられるのではないでしょうか。

 ちなみに、2016年から大きく割合を伸ばしている項目のひとつとして「マーケティングオートメーション」が挙げられました。こちらは2016年の14.5%から約6%上がって約20%のマーケターが2017年継続もしくは新たに取り組みを始めたいと答えています。

捨ててはもったいない?!2つの施策

 一方、施策の中で多くの方から、今後は継続しない、新たに始めるつもりはない、との姿勢を示されたものが、先ほどの「Webサイト改修」に加え、「メールマーケティング」、「テレマーケティング」といった施策です。では、これらは本当に続けていく価値のない施策なのでしょうか?私たちはそうではないと考えています。

 確かに、単体の施策として、Webサイトだけを改修する、メールマガジンを送っているだけ、パンフレットを作っているだけ、ではその効果は上がりにくいでしょう。ですが、これらの施策も、コンテンツマーケティングの文脈の中で、効果的な活用場面を考えれば、顧客に響く施策と成り得ます。

 2017年、多くのマーケターが取り入れたいとした「マーケティングオートメーション」も同様です。ただ、ツールを入れただけでは効果的な施策とはならない可能性があります。これからマーケティングオートメーションツールの導入に取り組みたい、と考えていらっしゃるマーケターの方々には、ぜひこの点を心に留めて、検討していっていただきたいと思います。

 では、ツールの導入を効果的な施策とするためには、何が重要なのでしょうか。第2回では、マーケティングオートメーションを選ぶ際に多くの方が重要視している項目、満足度などの調査結果から、マーケティングオートメーションツール活用時に陥りがちな2つの「穴」について、ご紹介していきます。

(コンテンツコミュニケーション・ラボ 前島寛子)

  • 調査概要:勤務先でのマーケティングやマーケティングツールの活用状況についての調査
  • 調査対象:勤務先でのマーケティング業務に関わる、マーケティング、広報ほか各部署の担当者
  • 調査手法:Webアンケート調査
  • 実査期間:2017年2月1日~5日
  • 有効回収数:3,722件
  • 調査実施機関:日経BPコンサルティング

「コンテンツマーケティングの教科書」プロジェクト始動!

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