2016年コンテンツマーケティング事始め

2016.01.22

コンテンツマーケティング

2016年コンテンツマーケティング事始め
コンテンツマーケティングを進めていくに当たって、ターゲットを意識することは非常に重要です。本記事では海外サイトに掲載されているターゲットに即したコンテンツ作りのアイディア、提言を抜粋して紹介します。

書店でマーケティングの棚の前に立つと、「コンテンツマーケティング」という言葉を多く目にするようになってきました。今期から、今年から、コンテンツマーケティングに手を付けようとお考えの方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

また、いち早くコンテンツマーケティングを推し進めていらっしゃる方も、対象とする範囲が広がるにつれて、このままの進め方でよいのか迷いを抱かれているかもしれません。新しい試みに迷いはつきもの。今回はそんな皆様に活用していただける、コンテンツマーケティングの出発点を振り返るための提言を、米国のコンテンツマーケティング情報サイトからご紹介します。

自社を熟知し愛している人ほど、コンテンツマーケティングという語れる場所を与えられると、あれもこれもと欲張ってしまいがち。また、コンテンツマーケティングの取り組みが進んでいくと、対象製品も対象とするお客様セグメントも多岐に亙ってきます。その結果、誰に何をしてほしくて作成したコンテンツなのか?というコンテンツのターゲットがあやふやになってきてしまうことがよくあります。

タイトルから目を引く本記事では、作成したコンテンツが届けたい相手「コア・オーディエンス」への効果的な情報発信かどうか?を再確認する必要性を訴えています。

If Your Content Marketing is for Everybody, It’s for Nobody
http://contentmarketinginstitute.com/2014/06/content-for-everybody-nobody/

ブランディングサークル

記事ではチームを初心に立ち返らせるべく、シンプルな4つの質問を提言しています。この4つの質問に迷いなく答えられるのであれば、皆さんの作ったコンテンツはよい効果をもたらすはずです。

  • 1.その媒体(たとえばブログ)は誰をターゲットにしているのか?
  • 2.なぜそのターゲットに対して発信するのか?そのコンテンツでターゲットに期待する行動は何か?
  • 3.そのコンテンツはターゲットへどんなメリットを与えられるのか?
  • 4.コンテンツが自社からすでに他の方法で提供されていないか?
    (たとえば、ブログ記事がなくても、製品ページで同じことを言っているといった重複がないか?)

ターゲットがあやふやな、すでに自社から提供されている情報の焼き直しをどれだけ多く掲載しても、オーディエンスには響きません。響かないどころか、「あのブログを見に行っても欲しい情報はない」とのマイナスの印象を与えてしまうことにもなりかねません。ブログのポストボタンを押す前に、WEBページの掲載ボタンを押す前に、ぜひ4つの質問を唱えてみてください。

もうひとつ、「6 Content Ideas Every Marketer Should Steal From IBM」でも先述の、コンテンツのターゲットを明確にするという点を強調しています。この記事では先の4つの提言で確認できる内容、相手先にさらに「適切な時期」という要素を加え、コンテンツの内容・相手先・提供時期を考慮したコンテンツ作りの重要性を伝えています。

6 Content Ideas Every Marketer Should Steal From IBM
http://contentmarketinginstitute.com/2016/01/content-ideas-steal-ibm/

6 Content Ideas Every Marketer Should Steal From IBM

方法論だけを見ると、コンテンツマーケティングは小難しいもの、と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。

先ほどご紹介した「6つのアイディア」の記事は、冒頭でコンテンツマーケティングを始めるにあたって非常に明快な答えを紹介しています。

それはコンテンツは、「営業マン」だということ。

ただ、この「営業マン」、まだ駆け出しなので、皆さんが適切な時期に適切なお客様のところへ連れて行ってあげなければいけません。時には間違った行先に走り出したり、この道でよいのかと悩んで立ち止まってしまうこともあるでしょう。

そんな時には「カンファレンスで成功体験、失敗体験を学んで」と同記事はアドバイスしています。すでに実践している人の知見ほど、ビジネスの現場に即したものはありません。

同じように悩み、同じように歩み出しているいわば「仲間」の生の声を参考に、迷いなくコンテンツマーケティングへの一歩を踏み出してください。

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