ニューノーマルをリードした企業の評価が上昇

ブランド・ジャパン 2021|ブランドランキングTOP100を発表

  • 石原 和仁

    ブランド・ジャパン プロジェクトマネージャー石原 和仁

ブランド・ジャパン2021
株式会社日経BPコンサルティング(東京都港区)は、今年で21年目を迎えるブランド価値評価プロジェクト「ブランド・ジャパン 2021」の結果をまとめ、本日(2021年3月26日)、調査結果データをリリース・発売する。調査は2020年11~12月に実施され、調査回答者数は約6万人だった。今回から、ビジネス・パーソン編でSDGs17ゴールに貢献する企業活動の認知度評価も含まれる。

一般生活者編、調査結果のポイント

[ ブランド力上位100のランキングは、表1(一般生活者編)表3(ビジネス・パーソン編)をご覧ください ]

調査結果より

消費者のブランドイメージでYouTubeが2年連続の首位。トップ10入りは、ユニクロ、ソニー、ディズニー、トヨタ自動車、アップル

一般生活者編「総合力」ランキングでは、88.0ポイント(偏差値)のスコアを得てYouTubeが首位を獲得(表1)。第2位にはGoogleが、第3位にはユニクロが入った。トップ10の10ブランド中、5ブランドが入れ替わった。新たにトップ10入りしたのは、ユニクロのほか、ソニー(第5位)、ディズニー(第8位)、トヨタ自動車(第9位)、アップル(第10位)。

今回首位となったYouTubeはブランド力を構成する要素の中で、イノベーティブ(革新性)とコンビニエント(利便性)への評価が高い。イノベーティブランキングでは1000ブランド中第3位で、コンビニエントランキングでは第5位となった(図1)。前回に引き続き、これらの因子を維持したことが首位獲得に繋がった。日本におけるYouTubeの月間利用者数は6,500万人を超え(2020年9月時点)、アップロードされた動画の総時間は80%増加した(2020年6月と前年同月との比較)(引用元:Think with Google)。利用者の74%が「利用が増えた」と回答しており、この数字は他のオンラインプラットフォームの調査データ(平均)の3倍以上になるという。

表1 ■ブランド・ジャパン 2021の「総合力」ランキング 上位100ブランド
一般生活者編(一般生活者による評価)

順位 ブランド 総合力
(偏差値)
今回 前回 今回 前回
2021 2020 2021 2020
1 1 YouTube 88.0 96.8
2 6 Google 87.8 80.7
3 13 UNIQLO ユニクロ 87.4 78.2
4 3 MUJI 無印良品 85.6 82.2
5 41 SONY ソニー 83.9 70.6
6 5 NISSIN 日清食品 82.6 81.4
7 7 Amazon アマゾン 82.3 79.9
8 20 Disney ディズニー 81.5 76.5
9 68 TOYOTA トヨタ自動車 80.7 66.4
10 12 Apple アップル 80.2 78.3
11 30 McDonald's マクドナルド 79.9 73.4
12 51 ニトリ 79.4 68.9
13 11 STUDIO GHIBLI スタジオジブリ 79.1 78.8
14 40 丸亀製麺 78.6 70.7
15 56 iPhone 78.4 67.8
15 22 DAISO ダイソー 78.4 76.2
17 19 Nintendo 任天堂 77.4 77.0
18 77 HEATTECH ヒートテック 76.4 66.0
19 57 Asahi アサヒビール 76.1 67.7
20 8 CUP NOODLE カップヌードル 75.8 79.6
20 9 キユーピー 75.8 79.4
20 25 7-ELEVEn セブン-イレブン 75.8 75.2
23 151 WORKMAN ワークマン 75.7 60.7
24 97 ドン・キホーテ 75.5 64.2
25 18 meiji 明治 75.4 77.2
26 64 ITO EN 伊藤園 75.1 66.8
27 75 SHARP シャープ 74.9 66.2
28 32 adidas アディダス 74.6 73.0
29 91 Nintendo Switch ニンテンドースイッチ 73.4 64.6
30 36 AEON イオン 73.3 71.7
31 - 明治ブルガリアヨーグルト 73.2 -
32 58 スシロー 73.1 67.6
33 84 セブン&アイ・ホールディングス 73.0 65.1
34 46 Calbee カルビー 72.7 69.9
34 10 STARBUCKS スターバックス コーヒー 72.7 78.9
36 35 AJINOMOTO 味の素 72.5 71.8
36 26 CALPIS カルピス 72.5 74.9
38 16 Coca-Cola コカ・コーラ 72.4 78.1
38 86 Microsoft マイクロソフト 72.4 65.0
40 13 KFC ケンタッキーフライドチキン 72.3 78.2
41 72 glico 江崎グリコ 71.6 66.3
42 2 LINE 71.2 90.8
43 115 サッポロ一番 71.1 63.1
44 38 USJ ユニバーサル・スタジオ・ジャパン 70.5 71.2
45 50 Asahi アサヒ飲料 70.4 69.2
46 190 PlayStation プレイステーション 70.3 58.7
47 27 FamilyMart ファミリーマート 70.1 74.5
48 13 SUNTORY サントリー 70.0 78.2
49 34 NIKE ナイキ 69.9 72.0
50 117 IRIS OHYAMA アイリスオーヤマ 69.7 63.0
50 62 Nestlé ネスレ 69.7 67.1
50 29 Häagen-Dazs ハーゲンダッツ 69.7 73.9
53 24 Windows 69.1 75.6
54 4 Panasonic パナソニック 68.9 81.5
55 33 Seria セリア 68.8 72.5
56 17 LAWSON ローソン 68.7 77.7
57 53 餃子の王将 68.5 68.6
58 41 MITSUYA CIDER 三ツ矢サイダー 68.3 70.6
58 95 Yakult ヤクルト 68.3 64.3
60 108 Saizeriya サイゼリヤ 68.1 63.4
60 117 ヤマト運輸 68.1 63.0
60 63 LION ライオン(家庭用品) 68.1 66.9
63 61 Kao 花王 68.0 67.2
63 112 GU ジーユー 68.0 63.3
63 287 SEVEN&i PREMIUM セブンプレミアム 68.0 54.5
66 78 MORINAGA 森永製菓 67.9 65.9
67 148 iPad 67.8 60.9
67 275 FUJIFILM 富士フイルム 67.8 54.9
67 49 Mister Donut ミスタードーナツ 67.8 69.4
70 269 Amazonプライム 67.7 55.0
71 47 dyson ダイソン 67.6 69.8
72 164 T-fal ティファール 67.5 60.2
72 58 ヤマザキパン 67.5 67.6
74 31 Rakuten 楽天カード 67.3 73.2
75 122 MOS BURGER モスバーガー 67.1 62.6
76 52 ガリガリ君 67.0 68.8
77 72 じゃがりこ 66.9 66.3
78 45 House ハウス食品 66.7 70.0
79 54 kikkoman キッコーマン 66.3 68.2
80 151 SAPPORO サッポロビール 66.2 60.7
80 48 東洋水産(マルちゃん) 66.2 69.6
80 37 Rakuten 楽天市場 66.2 71.3
83 102 お~いお茶 66.0 63.8
83 122 コメダ珈琲店 66.0 62.6
83 122 Pocky ポッキー 66.0 62.6
83 241 Lipton リプトン 66.0 56.2
87 166 ファッションセンターしまむら 65.8 60.0
88 92 爽健美茶 65.5 64.5
88 86 NESCAFÉ ネスカフェ 65.5 65.0
90 64 テレビ東京 65.3 66.8
91 103 KIRIN キリンビール 65.1 63.7
91 90 TOPVALU トップバリュ 65.1 64.8
93 135 IKEA イケア 64.9 61.9
94 21 YAHOO! 64.8 76.4
95 86 HITACHI 日立製作所 64.6 65.0
95 81 PayPay 64.6 65.3
97 137 Bioré ビオレ 64.5 61.7
98 104 cookpad クックパッド 64.3 63.6
98 121 FUJIYA 不二家 64.3 62.7
100 67 亀田製菓 64.2 66.5
  • 注)一般生活者編では、企業ブランドと製品・サービスブランド合わせて1,000ブランドを対象とし、一般生活者が評価した。
    「フレンドリー」「コンビニエント」「アウトスタンディング」「イノベーティブ」という4指標から総合力を算出。
    ブランド・ジャパン 2020のデータがないものは、「-」と表記。
図1■一般生活者編:「YouTube」4因子スコア(偏差値)

Google(第2位)、ユニクロ(第3位)、無印良品(第4位)、ソニー(第5位)が続く

第2位のGoogleは前回第6位から順位を上げた。テレワークや遠隔学習の普及がChromebook、ビデオ会議ツールのGoogle Meetのさらなる追い風となった。また、自粛でGoogle Playなどモバイルアプリ全体の総ダウンロード数は30%近い伸びを見せた(引用元:Think with Google)。さらに、人工知能(AI)を活用して新型コロナウイルスの感染者数などを予測する取り組みが日本でも昨年の11月から公表を始めた。その結果、フレンドリー(親近性)、アウトスタンディング(卓越性)、コンビニエント(利便性)の指標が向上した。

ユニクロ(第3位)はコロナ禍でも売上が好調。ルームウエアやヒートテック毛布が売れ筋で、ECの販売も伸びた。

第4位は、無印良品で、総合力は85.6ポイント、第5位は、ソニーで83.9ポイントとなった。

ブランド力上昇トップ5はワークマン、トヨタ自動車、セブンプレミアム、ソニー、富士フイルム

今回、総合力が最も伸びたのはワークマン(表2)。同ブランドは、2020年中も店舗数を増やしてきた。カジュアルウエアを求める新規客がまだ増加しており、主力の作業着では空調ファン付きのジャケットなどがヒットした。「ワークマンプラス」「#ワークマン女子」といった新規業態も注目された。

トヨタ自動車は、テレビCMとネットメディアを融合させたオウンドメディア「トヨタイムズ」が話題となった。また、「誰ひとり取り残さない」という姿勢で国際社会が目指している「SDGs(持続可能な開発目標)」に本気の取り組み宣言を大々的に行った。その影響もあり、今回の結果では、イノベーティブが93.5ポイントと高かった。なお、今回から聴取したSDGsに貢献する企業活動の認知度では、サントリーが「安全な水とトイレを世界中に」で19.7ポイント(第4位)、「海の豊かさを守ろう」で16.2ポイント(第3位)、味の素が「飢餓をゼロに」で26.1ポイント(第5位)と高い評価を得た。

セブンプレミアムは2007年からの累計売上が2020年中に10兆円を突破した。現在4,000アイテムを超える。セブン-イレブンはコロナ禍でも善戦しており、食品ロスを削減する「エシカルプロジェクト」の展開も注目を集めた。

ソニーはゲーム事業が好調でPlayStation 5の発売も記憶に新しい。富士フイルムは抗ウイルス薬「アビガン」が臨床試験に成功し、話題となった。

なお、ビジネス・パーソン編「総合力」ランキングでは、アップルが初の首位を獲得。次いで、前回も2位となったトヨタ自動車が続く(表3)。

総合力ランキングと上昇ランキングの上位では、ニューノーマルな生活習慣の提案やサステナビリティを推進することで生活者に寄り添い、ときにはリードするブランドの活躍が目立った。今後も、生活者の視点に基づき、暮らしや働き方を提案し続けることがブランド力向上において重要になっていくのではないだろうか。

(石原 和仁=日経BPコンサルティング ブランド・ジャパン プロジェクトマネージャー)

表2 ■ブランド・ジャパン 2021の「総合力」上昇ランキング 上位50ブランド
一般生活者編(一般生活者による評価)

上昇順位 総合力順位 ブランド 総合力の前回差分
(ポイント)
今回 前回
2021 2020
1 23 151 WORKMAN ワークマン 15.0
2 9 68 TOYOTA トヨタ自動車 14.3
3 63 287 SEVEN&i PREMIUM セブンプレミアム 13.5
4 5 41 SONY ソニー 13.3
5 67 275 FUJIFILM 富士フイルム 12.9
6 70 269 Amazonプライム 12.7
7 153 487 PORSCHE ポルシェ 11.9
8 46 190 PlayStation プレイステーション 11.6
9 135 441 イソジン 11.4
10 24 97 ドン・キホーテ 11.3
10 118 389 ABC-MART 11.3
12 15 56 iPhone 10.6
13 12 51 ニトリ 10.5
14 18 77 HEATTECH ヒートテック 10.4
15 83 241 Lipton リプトン 9.8
16 191 474 Morozoff モロゾフ 9.7
16 272 624 日東紅茶 9.7
18 3 13 UNIQLO ユニクロ 9.2
18 110 309 すかいらーくグループ 9.2
20 29 91 Nintendo Switch ニンテンドースイッチ 8.8
20 300 624 住友林業 8.8
20 521 915 VICTOR ENTERTAINMENT ビクターエンタテインメント 8.8
23 27 75 SHARP シャープ 8.7
24 204 459 CAINZ カインズ 8.6
25 19 57 Asahi アサヒビール 8.4
26 26 64 ITO EN 伊藤園 8.3
27 250 515 三幸製菓 8.2
27 304 603 VAIO 8.2
29 43 115 サッポロ一番 8.0
30 14 40 丸亀製麺 7.9
30 33 84 セブン&アイ・ホールディングス 7.9
30 390 711 Netflix 7.9
33 311 594 Hulu フールー 7.8
34 170 368 YBC ヤマザキビスケット 7.6
35 400 703 ROUTE INN HOTELS ホテルルートイン 7.5
36 38 86 Microsoft マイクロソフト 7.4
36 261 502 N-BOX 7.4
38 72 164 T-fal ティファール 7.3
38 307 564 よつ葉乳業 7.3
38 455 776 RIZAP ライザップ 7.3
41 158 342 Francfranc フランフラン 7.2
41 307 558 バスロマン 7.2
43 2 6 Google 7.1
43 210 421 Rakuten 楽天銀行 7.1
45 167 349 はなまるうどん 7.0
45 501 819 HANSHIN 阪神百貨店 7.0
47 67 148 iPad 6.9
47 420 696 ABC 朝日放送グループ 6.9
47 634 939 LG 6.9
50 50 117 IRIS OHYAMA アイリスオーヤマ 6.7
50 122 262 Mac マック(パソコン) 6.7
50 179 356 Asahi アサヒグループ食品 6.7
  • 注)一般生活者編では、企業ブランドと製品・サービスブランド合わせて1,000ブランドを対象とし、一般生活者が評価した。
    「フレンドリー」「コンビニエント」「アウトスタンディング」「イノベーティブ」という4指標から総合力を算出。

表3 ■ブランド・ジャパン 2021の「総合力」ランキング 上位100ブランド
ビジネス・パーソン編(ビジネス・パーソンによる評価)

順位 企業ブランド 総合力
(偏差値)
今回 前回 今回 前回
2021 2020 2021 2020
1 3 Apple アップル 97.4 89.8
2 2 TOYOTA トヨタ自動車 94.7 95.0
3 1 Disney ディズニー 91.5 99.9
4 5 Nintendo 任天堂 84.9 79.9
5 6 SONY ソニー 81.4 78.6
6 7 Panasonic パナソニック 78.1 78.5
7 11 JAL 日本航空 76.2 72.6
8 8 Rakuten 楽天 75.7 78.2
9 38 KIRIN キリンビール 74.2 64.0
10 9 STUDIO GHIBLI スタジオジブリ 73.3 75.9
11 93 ニトリ 72.0 58.1
12 16 Amazon アマゾン 71.9 70.2
13 28 Asahi アサヒビール 71.3 66.7
14 4 Google 70.6 89.4
15 22 セブン&アイ・ホールディングス 70.3 67.8
16 36 Kao 花王 70.2 64.5
17 38 NISSIN 日清食品 69.8 64.0
18 20 Microsoft 日本マイクロソフト 69.0 68.2
19 40 SUNTORY サントリー 68.8 63.7
20 12 OLC オリエンタルランド 68.3 71.4
20 73 ヤマト運輸 68.3 59.7
22 55 BRIDGESTONE ブリヂストン 68.1 61.2
23 21 NTT docomo NTTドコモ 67.9 67.9
24 190 FAST RETAILING ファーストリテイリング 67.2 52.0
25 22 ジャパネットたかた 67.0 67.8
26 19 KIRIN キリンホールディングス 66.9 68.7
27 68 TOTO 66.7 60.1
28 16 ANA 全日本空輸 66.6 70.2
29 47 Asahi アサヒ飲料 66.2 62.5
30 120 Rakuten 楽天カード 66.1 56.1
31 18 AJINOMOTO 味の素 66.0 69.2
31 30 McDonald's 日本マクドナルド 66.0 66.5
33 10 HONDA 本田技研工業 65.9 75.1
34 64 Yahoo ヤフー 65.8 60.3
35 25 7-ELEVEn セブン-イレブン 65.6 67.1
35 71 ALSOK 綜合警備保障 65.6 59.9
37 103 AsahiKASEI 旭化成 65.4 57.1
38 46 adidas アディダス 64.9 63.0
38 49 HITACHI 日立製作所 64.9 62.4
40 154 YAMADA ヤマダ電機 64.8 53.9
41 15 Calbee カルビー 64.3 70.6
42 59 永谷園 64.1 60.9
42 27 YAMAHA ヤマハ 64.1 66.8
44 52 キユーピー 64.0 61.7
45 30 AEON イオン 63.9 66.5
45 45 SoftBank ソフトバンク 63.9 63.1
45 26 meiji 明治 63.9 67.0
48 89 SHISEIDO 資生堂 62.8 58.5
49 238 フジテレビ 62.7 49.6
50 83 KIRIN キリンビバレッジ 62.6 58.7
50 72 SUZUKI スズキ 62.6 59.8
52 34 NIKE ナイキ 62.5 65.8
53 47 STARBUCKS スターバックス コーヒー 62.3 62.5
54 81 NISSAN 日産自動車 62.1 58.9
55 103 Yakult ヤクルト本社 62.0 57.1
56 95 LINE 61.8 57.9
57 61 SHARP シャープ 61.6 60.6
58 86 TOSHIBA 東芝 61.4 58.6
59 106 KAGOME カゴメ 61.2 57.0
59 24 Canon キヤノン 61.2 67.6
59 78 TANITA タニタ 61.2 59.3
62 103 LAWSON ローソン 61.1 57.1
63 66 CASIO カシオ計算機 61.0 60.2
64 217 ASICS アシックス 60.9 50.5
65 170 Asahi アサヒグループ 60.6 52.9
66 56 idemitsu 出光興産 60.5 61.1
66 150 BOURBON ブルボン 60.5 54.1
68 35 JR東日本 60.4 64.6
69 100 テレビ東京 60.1 57.5
70 30 au 60.0 66.5
70 180 小学館 60.0 52.6
70 180 DAIKIN ダイキン工業 60.0 52.6
70 43 FUJIFILM 富士フイルム 60.0 63.2
74 134 kikkoman キッコーマン 59.7 54.8
74 123 LEGO レゴ 59.7 55.7
76 100 Dyson ダイソン 59.6 57.5
76 116 BMW ビー・エム・ダブリュー 59.6 56.4
76 79 MAZDA マツダ 59.6 59.2
79 111 intel インテル 59.5 56.8
80 73 FUJITSU 富士通 59.4 59.7
80 86 MUFG 三菱UFJ銀行 59.4 58.6
82 116 SAPPORO サッポロビール 59.3 56.4
83 134 小林製薬 59.1 54.8
83 37 帝国ホテル 59.1 64.3
83 113 mizuno ミズノ 59.1 56.6
83 43 morinaga 森永乳業 59.1 63.2
87 150 KDDI 58.9 54.1
87 95 東洋水産(マルちゃん) 58.9 57.9
87 141 House ハウス食品 58.9 54.6
90 203 KOIKEYA 湖池屋 58.8 51.1
90 82 MORINAGA 森永製菓 58.8 58.8
92 122 Aflac アフラック生命 58.7 55.8
93 170 講談社 58.6 52.9
94 66 OMRON オムロン 58.3 60.2
95 97 Häagen-Dazs ハーゲンダッツ ジャパン 58.2 57.7
95 185 WOWOW 58.2 52.3
97 182 ISUZU いすゞ自動車 58.1 52.5
97 132 SAGAWA 佐川急便 58.1 54.9
97 60 星野リゾート 58.1 60.7
100 92 NEC 日本電気 57.9 58.2
100 128 Otsuka 大塚製薬 57.9 55.3
  • 注)ビジネス・パーソン編では500の企業ブランドを対象とし、ビジネス・パーソンが評価した。
    「先見力」「人材力」「信用力」「親和力」「活力」という5指標に加え、5つの「企業評価項目」から総合力を算出。
    ブランド・ジャパン 2020のデータがないものは、「-」と表記。

■ブランド・ジャパン

国内で使用されているブランドを一般生活者とビジネス・パーソンが評価する、日本最大規模のブランド価値評価調査プロジェクト。2001年に第1回調査を実施し、今回が21回目。一般生活者編では企業ブランドと製品・サービスブランド合わせて1,000ブランドを対象に調査した。ブランド価値の「総合力」を算出する際に、「フレンドリー(親近性)」「コンビニエント(利便性)」「アウトスタンディング(卓越性)」「イノベーティブ(革新性)」という4指標を採用した。ビジネス・パーソン編では500の企業ブランドを対象に調査した。ブランド価値の「総合力」を算出する際に、「先見力」「人材力」「信用力」「親和力」「活力」の5指標と5つの「企業評価項目」を採用した。調査概要は、別紙の「調査の構成と概要」と「特別顧問およびブランド・ジャパン企画委員会」を参照。2021年版よりビジネス・パーソン編ではSDGsの17ゴールそれぞれに貢献する企業活動の認知度を聴取した。


調査の構成と概要

調査の方針と構成

ブランド・ジャパンでは、経年比較を可能にして、継続的データ価値を保つために、毎年同じフレームを採用している。すなわち、本調査は、「一般生活者編」と、「ビジネス・パーソン編」の2つの調査で構成する。また、ランキングを計算する質問項目も、個々のブランドについて尋ねる主要な設問は例年と同じものを用い、さらに総合力を算出する際の基本的な計算方法も、例年と同様の手順で行っている。なお、有意抽出であるインターネット調査の結果を補正するために、傾向スコア重み付け法を施した。

  • 一般生活者編
    一般生活者に対して、消費行動上のブランドのポジショニングを明らかにする設問への回答を求めた。調査対象ブランドは、企業ブランド(企業名・グループ名)と製品・サービスブランド、合計1,000ブランド。
  • ビジネス・パーソン編
    有職者に対して、ビジネスパーソンとしての立場からブランドのポジショニングを明らかにする設問への回答を求めた。調査対象ブランドは企業ブランド(一部、事業含む)のみ500ブランド。

調査概要

調査名称

ブランド・ジャパン 2021


調査目的

日本の市場で使用されている主要なブランドについて、ブランド力とそれぞれの特徴を明らかにする。このデータを企業のブランドづくりに活用できる形で提供する一方、市場内外のどのような事柄がブランド力に影響を与えているかなどの基礎研究に資する。


調査機関

日経BPコンサルティング


調査方法

  一般生活者編 ビジネス・パーソン編
Web調査 調査期間 2020年11月10日(火)~12月6日(日)
調査
対象者
(告知方法)
オープン(インターネットユーザーの誰でもが回答可能)
日経BPコンサルティングの調査協力者にメールで告知。また、他社モニターへの告知を併用。
18歳以上の男女 18歳以上の有職者
調査票の組数 1組20ブランド×50組※1 1組10ブランド×50組※1
回収数 41,000サンプル 21,000サンプル
1組当たりの
平均回収数
820サンプル 420サンプル

※1 1人の対象者が回答するブランドは、1つの組にあるブランドの数だけ。


特別顧問およびブランド・ジャパン企画委員会

正確な集計・分析を行うために、ブランド理論、マーケティング、統計学の第一線で活躍している諸氏によるブランド・ジャパン企画委員会を設置。公正で高度な調査結果を目指し、調査手法や分析について随時委員会を招集し協議を重ねてきた。

ブランド・ジャパン特別顧問

プロフェット社副会長
カリフォルニア大学バークレー校 名誉教授
デービッド・A・アーカー氏

ブランド論の第一人者として知られ、『ブランド・エクイティ戦略』(1994年)、『ブランド・リーダーシップ』(2000年)、『ブランド・ポートフォリオ戦略』(以上ダイヤモンド社、2005年)、『カテゴリー・イノベーション』(日本経済新聞出版社、2011年)などの著書や論文を多数送り出している。2014年には、その集大成ともいえる『ブランド論』(ダイヤモンド社)を上梓した。ブランド・ジャパンには、第1回から特別顧問として参加。

ブランド・ジャパン企画委員会

企画委員長
一橋大学大学院 国際企業戦略研究科 教授
阿久津聡氏

カリフォルニア大学バークレー校にて博士号(Ph.D.)を取得。専門はマーケティング、消費者行動論、ブランド論、文化心理学、実験経済学。著作に「ブランド戦略シナリオ - コンテクスト・ブランディング」(ダイヤモンド社:共著)、「ソーシャルエコノミー」(翔泳社・共著)、「ブランド論」、「ストーリーの力で伝えるブランド」(ダイヤモンド社:訳書)、「カテゴリー・ イノベーション」(日本経済新聞出版社:監訳書)などがある。

企画委員
早稲田大学 文学学術院 教授
豊田秀樹氏

心理統計学、教育測定学、マーケティング・サイエンス、統計学のエキスパートとして2002年より結果分析を担当。著書「共分散構造分析ー構造方程式モデリングー」(朝倉書店)監訳「数理統計学ハンドブック」(朝倉書店)などがある。

企画委員
慶應義塾大学 総合政策学部 教授
桑原武夫氏

コロンビア大学ビジネススクール客員研究員を務める。ポストモダンマーケティングの旗手、モリス・B・ホルブルック教授と共同研究を行う。著書に『ポストモダン手法による消費者心理の解読』(共著、日本経済新聞社、1999年)などがある。

企画委員
法政大学 経営学部 教授
西川英彦氏

日本マーケティング学会副会長を務める。ユーザー・イノベーションやデジタル・マーケティングをテーマに研究。最近の著書に「1からのデジタル・マーケティング」(碩学舎:編著)、「ソロモン消費者行動論」(丸善出版:訳書)などがある。

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