WORK ON A PROJECT10周年プロジェクトの取り組み

共感できる未来をつくる取り組み

日経BPコンサルティング 3社統合10周年記念プロジェクト

日経BPコンサルティング、日経BP企画、日経BPクリエーティブの3社が組み合わさって、現在の日経BPコンサルティングとして1社になったのが、2010年5月1日。3社統合10周年を記念して、わたしたちは10周年記念プロジェクトをスタートしました。

当社が社会に提供していく価値は何か。経営層ヒアリングや従業員・顧客アンケート、従業員参加型ワークショップを通じて、当社の核となるスローガン・ミッション・ビジョンをつくる取り組みは、山あり谷あり、涙と笑いありのプロジェクトとなりました。

一度しかない当社10周年の経験を皆様のお役に立てたい!
プロジェクトの経緯をここに紹介します。周年事業やエンゲージメント向上の参考にしていただければと思います。

10周年記念プロジェクトでつくり上げた

communication& start!!

プロジェクトは5つのステップで取り組みました。

1.経営層ヒアリング 2.従業員・顧客意識調査 3.未来を語るワークショップ 4.スローガン公募・オンラインブレスト 5.共感モニタリング スローガン・ミッション・ビジョン完成!

1 経営層ヒアリング

まずは、当社社長、副社長(2019年当時)に、当社の強み、将来像をヒアリングしました。
「会社のDNAをつくってほしい」(社長)、「迷ったときに立ち返れる指針を」(副社長)と、プロジェクトに対する期待を語ってもらいました。

ヒアリング内容をHTMLメールにデザインし、全従業員に配信。

2 従業員・顧客意識調査

ステップ2では、当社に対するイメージ、強み、期待を調査するWebアンケートを実施しました。従業員、スタッフ(派遣従業員・業務委託)、クライアントに協力していただきました。

Q. 日経BPコンサルティングの強みはなんだと思いますか。(いくつでも)

クライアントから見た強みの1位は「客観的な視点・アドバイス」。調査によってクライアントと従業員のギャップが明らかになった。

Q. 今後、日経BPコンサルティングのどのような機能や特徴に期待していますか。(いくつでも)

クライアントからの期待と、従業員からの期待で差があったのは「豊富な情報」「対応の速さ」。社内と社外の温度差が浮き彫りに。

3 未来を語るワークショップ

社長・副社長ヒアリング、アンケート結果を従業員に伝えた上で、従業員参加型のワークショップを行いました。

参加者を募る際は、何度も全社メールを送ったり、社内ですれ違う方に声をかけたり、部の盛り上げ役の従業員に頼んだり、時にはにこやかに時には泣き落としたりと、あらゆる方法を使ってワークショップの参加者を増やしていきました。

ワークショップの第1部では、仕事でぐっときたエピソードを思い出し、それぞれ発表。
第2部では、従業員がSDGsの17の目標から1つを選び、その分野で自分がつくりたい未来も言葉にしました。
従業員一人ひとりが過去のエピソードと未来への希望から、日経BPコンサルティングの核となる言葉を考え抜きました。

SDGs未来カード。「私は〇〇で△△したい」というお題で一人ひとりが実現したい未来像を記載。

SDGs未来カードの文章をテキストマイニングしてキーワードを抽出。

ワークショップの最後に、従業員それぞれが未来のイメージをちぎり絵で表現。わたしたちの未来のイメージがちぎり絵作品として出来上がりました。ちぎり絵制作が一番楽しかったという参加者の声もありました。

ちぎり絵のイメージ

数種類の和紙を自由に切り貼りしてちぎり絵を作成。一人ひとりの未来のイメージが集まって大きな未来イメージが完成した。

4 スローガン公募・
オンラインブレスト

続いて、SDGs未来カードから抽出した12個のキーワードを使ったスローガンを社員から公募。プロジェクト委員では数案応募があればいいほうではないか、と考えていたら、計53案ものスローガンが集まりました。10周年記念プロジェクトの面白さが従業員に伝わった瞬間でした。

新型コロナウイルスの影響で、テレワークでのプロジェクト進行となる中、全社員オープンのオンラインブレスト会議(Teams)を開催。経営会議への推薦案を投票して決めました。

公募したスローガンのマッピング配置
下記の10周年スローガン案の中から1つだけお選びください。 コミュニケーション&

公募スローガンをマッピングして絞り込み。投票も行った。

スローガン・ミッション・ビジョン
完成!

これらのステップを経てつくったのが、
わたしたち日経BPコンサルティングのスローガン・ミッション・ビジョンです。

5 共感モニタリング

スローガン・ミッション・ビジョンをつくり上げたものの、従業員がどう感じているのか。共感してくれているのかどうかが気になります。
当社提供のソリューションの1つである「共感モニタリングサービス」(一橋大学大学院 阿久津研究室と日立製作所の共同開発)を自社で実施してみました。

対象ドキュメント 共感モニタリングサービス 1.文章の選択と切り出し 2.反応等タグ付け ・日経BPコンサルティングらしい ・日経BPコンサルティングらしくない ・共感する ・理解できない… 浸透度合い可視化 回答者の構成

スローガン・ミッション・ビジョンのどの箇所で従業員の感情が動いたかを測定。テキストをマウスでなぞり、その箇所に対する感情(共感できる/できない、当社らしい/らしくない、など)を選択する。
(参考:「共感モニタリングサービス」のニュースリリース https://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2020/10/1008.html

共感モニタリングサービスを実施した結果、スローガン・ミッション・ビジョンに対する従業員の共感度は高く、今後、浸透施策を積極的に進めてよい段階であることが分かりました。

10周年記念プロジェクトはここで終わりではありません。ステップ1で社長・副社長が語った「会社のDNA」「迷ったときに立ち返れる指針」となるまで、スローガン・ミッション・ビジョンの浸透施策を実施していきます。

未来をつくる旅はまだまだ続きます。

To Be Continued...

わたしたち日経BPコンサルティングの