位置情報を利用したマッピング型のLTE/Wi-Fi速度測定サービス、ナガシマリゾート(三重)の測定結果を無料公開

2015年05月22日

株式会社日経BPコンサルティング(東京都港区)は、スマートフォンやモバイル端末におけるLTEやWi-Fiの通信速度の測定結果を地図上にマッピングする新サービスの提供を開始した。このサービスは、専用アプリを使い、GPSやWi-Fiによる位置情報を基にして、そのアプリを搭載した端末の通信速度を地図上にリアルタイムにマッピングしてビジュアルに表現するもの。このサービスを使えば、動線上での通信速度を視覚的に把握することができる。今回のサービスは、リーディア株式会社(神奈川県横浜 http://leadea.org/)の協力を得て、同社製の「通信計測アプリ」を活用して提供する。

つながりやすさとデータ通信速度を動線上で測定し通信環境の把握・改善に応用

具体的には、つながりやすさ(アンテナ本数等)とデータ通信速度を自動的に測定し、その測定した場所の位置情報と組み合わせることで、測定結果を地図上にマッピングしてビジュアルに表現できる。例えば、鉄道、道路、航路などでの移動に際して動線に沿って通信環境の変化を把握できるほか、テーマパーク/レジャー施設、ショッピングモール、展示会場などでの回遊時の通信環境の変化を把握することができる。街づくりや都市開発の際の、通信環境の把握と改善に生かすことも可能だ。

測定できる通信環境としては、LTE、3GとWi-Fiの3種類。2020年の東京オリンピックに向けて整備が期待されている都市内のWi-Fi環境の速度測定と整備にも活用できる。

今回、本サービスを利用して国内レジャー施設で試験的に測定した(実施主体は、日経BPコンサルティングとリーディア)。その結果は以下の通りである。なお、本調査の詳細データの販売も行う。

レジャー施設を対象に本サービスを用いた測定例

国内のレジャー施設の「ナガシマリゾート[三重県桑名市長島町]」における通信速度を、本サービスを用いて測定した。対象としたキャリアは、NTTドコモ(略称dcm)、KDDI(略称au)、ソフトバンクモバイル(略称sbm)の3社で、各社が販売している「iPhone6」を用いて、レジャー施設内を移動しながら計測した。

今回採用した「通信計測アプリ」は1秒毎に周波数や受信レベル、GPS等のデータが取得可能で、通信速度の測定は、30秒毎に32MByteのファイルをダウンロードしてその通信速度を計測したものだ。レジャー施設での測定時間は、57分で、計114回の測定を実施している。その結果を以下に示すのでご覧いただきたい。

ナガシマリゾート

<測定日時>
3月26日(木) 11:57~12:54
※測定エリアは、ナガシマリゾート内のナガシマスパーランド、三井アウトレットパーク ジャズドリーム長島

表 ナガシマリゾートにおける測定結果
表 ナガシマリゾートにおける測定結果 クリックで拡大
<平均ダウンロード速度 (Mbps)>
<平均ダウンロード速度 (Mbps)>
<最大ダウンロード速度 (Mbps)>
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<アンテナ表示本数平均値(本数)>
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<周波数利用率分布>
<周波数利用率分布> クリックで拡大
<ダウンロード通信速度マップ>
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<アンテナ表示本数マップ>
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このリリースに関するお問い合わせ

株式会社 日経BPコンサルティング ビジネスコンサルティング部

藤澤 一郎(TEL:03-6811-8304、FAX:03-5421-9180)

〒108-8646 東京都港区白金1-17-3 NBFプラチナタワー

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