ニュースリリース
2010年11月29日
日経BPコンサルティング調べ
――「全国大学サイト・ユーザビリティ調査2010/2011」より――
ランキング1位は電気通信大学
4位までが90点超、高レベルのサイトが続々
日経BPコンサルティング(東京都港区、高橋銀次郎社長)は、大学サイトのユーザビリティ(使いやすさ)を評価した「全国大学サイト・ユーザビリティ調査2010/2011」の結果をまとめた。評価点を100点満点のスコアで表したところ、ランキング上位3校の顔ぶれは、電気通信大学(国立)、富山大学(国立)、沖縄国際大学(私立)だった。前回の調査では、90点を超えたスコアは1校だけだったが、今回はこれら上位3校と4位の福岡工業大学が90点を超えた。高いユーザビリティを備えたサイトが続出している(参考資料:スコア・ベスト10)。
国公私立のなかでは、特に国立大学の躍進が目立つ。ランキング上位10校を見ると、国立大学が6校入った(前回は4校)。また、スコア平均で見ても国立大学の伸びが目立つ。私立大学の平均点が、50.80点(前回)から53.46点へ、約3点アップしているのに対して、国立大学の平均点は45.63点(前回)から52.53点へ、約7点アップした。
国立大学は国立大学法人法の成立を受け、2004年4月に国立大学法人へ移行した。今回の調査結果は、法人化後6年を経て、国立大学に法人としての自主性や経営感覚が浸透してきた結果である、と見ることもできる。
18歳人口120万人の時代に入り、大学は、その価値・魅力を、受験生のみならず、在学生、卒業生、一般社会人など、多くのターゲット層に向けて的確に伝えていくことが、より重要になってきた。これは国立大学といえども例外ではない。ただし、せっかく情報をWebサイトに掲載しても探しにくければその情報はないのと同じになってしまう。 よいWebサイト作りには、ユーザビリティの向上が必要不可欠な要素となっているのだ。
今回の調査では、全国200の大学サイトについて、同一の評価項目に基づきユーザビリティ/アクセシビリティをチェックした。本調査は今回で7回目となる(1回目は2004年版)。
長崎大、電通大が大躍進――北関東の国立3校も
前回に比べて大きくスコアを伸ばしたサイトに注目してみた。今回、新たにベスト10入りしたサイトは、電気通信大学(国立)、福岡工業大学(私立)、長崎大学(国立)の3校。このうち、電気通信大学と長崎大学の2サイトは、前回比でスコアを48点以上アップさせており、順位もそれぞれ77位(※)から1位、149位(※)から9位へと大きく躍進している(参考資料:スコアの上昇が大きかったサイト 10)。
この2校のほかにも、目立ってスコアを伸ばしたサイトはいくつかある。例えば、茨城大学(国立)、宇都宮大学(国立)、群馬大学(国立)という、北関東の国立校が競うようにスコアを上げている。前回のスコア・ランキングでは、3校はともに150位台(※)で、最下位に近い位置にいた。その3校が今回、ともに20点以上スコアを伸ばしている。
大きくスコアを上げたサイトは、リニューアルを実施したサイトがほとんどだ。リニューアルを機に、サイトの魅力を高めると同時に、ユーザビリティの向上にも意識を向けてサイト作りを進めているのだ。ユーザビリティを意識するこうした傾向は、大学サイト全体の傾向ととらえていいだろう。前回・今回ともに調査対象とした大学サイトのうち、72%がスコアを上げている。また、全大学サイトのスコア平均点は年々上昇している。今回のスコア平均点は53.79点で、初めて50点を上回った(参考資料:全大学スコア平均の推移)。
なお、アクセシビリティに関するJISが2010年8月に改正された(JIS X8341-3:2010)。これを受け、今回の調査では、調査項目を一部修正した。また、大学が公表すべき情報について文部科学省が省令で明確にした(2010年6月公布)。これを受け、その「公表すべき情報」の一部について、掲載の有無を調べる項目を新たに加えた。省令の施行は2011年4月だが、今回の調査では先取りするかたちで調査を行った。
※ 前回調査した165校中のスコア・ランキング
(橋本 敏彦=日経BPコンサルティング Webコンサルティング部次長)
購入のお問い合わせは、 日経BPコンサルティング・マーケティング部(お問い合わせは、電話:03-6811-8308、もしくはお問い合わせフォーム)
*調査概要
Forrester Research Inc.(米国)が開発したサイトのユーザビリティ診断ツール「ウエブサイト・スコアカード」をベースに、日経BPコンサルティングが大学サイトに必要な項目を考慮に入れて、審査基準を作成。審査基準に従い、調査員が実際に大学サイトを閲覧しながら調査した。審査対象ページは、原則としてトップページおよびトップページにリンクのあるページ。調査対象サイトは、全国の国公立大学80校(国立大学64、公立大学16)と私立大学120校。対象サイトは、国立大学、公立大学、私立大学のそれぞれについて、学部学生数の上位大学を中心に、日経BPコンサルティングの判断で独自に選定した。なお、医科大学、歯科大学、薬科大学、獣医大学、畜産大学、看護大学、保健大学、芸術大学、体育大学などは対象から外した。調査実施期間は2010年9月10日~10月29日。
*スコアの算出方法
各審査項目について、問題がなければ「1」点、問題がある場合には「0」点と採点。65ある審査項目を七つのカテゴリー(診断軸)に分類し、採点後、「トップページ・ユーザビリティ」「サイト・ユーザビリティ」「メインコンテンツへのアクセス」「アクセシビリティ」については、スコアが10点満点となるように、「ブランディング」「インタラクティブ」「プライバシーポリシー」については、スコアが5点満点となるように 重み付けを行った。さらに、「トップページ・ユーザビリティ」「サイト・ユーザビリティ」「メインコンテンツへのアクセス」は、スコアに2を乗じ、「アクセシビリティ」「ブランディング」「インタラクティブ」「プライバシーポリシー」については、スコアに1.6を乗じ、合計100点満点でスコア化した。
*カテゴリー(診断軸)について
•「トップページ・ユーザビリティ」は、トップページの使い勝手を評価するカテゴリー
•「サイト・ユーザビリティ」は、サイト全体が使いやすい構造になっているかどうかを評価するカテゴリー
•「メインコンテンツへのアクセス」は、受験生を中心にした大学サイトのターゲットの関心が高いコンテンツにつき、トップページから探しやすいかどうかを評価するカテゴリー
•「アクセシビリティ」は、視覚障害者を中心に誰にでもサイトが使いやすいかどうかを評価するカテゴリー
•「ブランディング」は、Webサイトをブランドメッセージのサポート媒体として、有効に働かせているかどうかを評価するカテゴリー
•「インタラクティブ」は、大学への訪問がしやすいか、大学への問い合わせがしやすいかどうかを評価するカテゴリー
•「プライバシーポリシー」は、サイト利用者が提供する個人情報について、サイト運営者(大学)の保護方針を評価するカテゴリー
*調査報告書について:全国大学サイト・ユーザビリティ調査2010/2011
Aパック:総合報告書(A4冊子)+CD-ROM+個別報告書:価格189,000円(税込)
Bパック:総合報告書(A4冊子)+CD-ROM:価格84,000円(税込)
Cパック:総合報告書(A4冊子):価格52,500円(税込み)
Sパック:Aパック+個別報告会:価格346,500円(税込み)
Pパック:Aパック+リニューアル支援セミナー(2部構成):価格630,000円(税込み)
商品の詳細は、http://consult.nikkeibp.co.jp/consult/sales/uni/2010/index.html
購入のお問い合わせは、
日経BPコンサルティング・マーケティング部(お問い合わせは、電話:03-6811-8308、もしくはお問い合わせフォーム)
参考資料
●スコア・ベスト10

●スコアの上昇が大きかったサイト 10

●全大学スコア平均の推移

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