未来予測レポート 2011-2025の概要
自動車産業エレクトロニクス産業エネルギー産業3分野同時発売!
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◆自動車産業◆
◆エレクトロニクス産業◆
◆エネルギー産業◆
日本の基幹産業は、自動車とエレクトロニクスを中心とする「ものづくり」である。その、ものづくり産業は、これまで「安く早く正確に」を追求し続けることで繁栄を保ってきた。だが、それがもはや通用しなくなりつつある。「クラウド」の出現が、産業構造を劇的に変貌させつつあるからだ。
本レポートではクラウドを「ブロードバンドを基盤とする様々なサービス」と定義している。前回の『未来予測レポート 2010-2025』では、環境・資源・エネルギーの問題を「サスティナビリティ」として包括的に取り上げた。サスティナビリティの本質は「モノの限界」である。これに対してクラウドが示すのは「サービスには限りはない」ということであり、それらは「対」を成す概念である。
ブロードバンドとつながることで、ビジネスモデルの重点は「モノ」から「サービス」へと移っていく。メーカーとユーザーが直接つながるようになることで、小売流通や顧客との関係、さらにはマーケティング手法も大きく変わり、従来手法をまたたく間に陳腐化させていく。 →次のページに続く

エレクトロニクス産業
日本の基幹産業は、自動車とエレクトロニクスを中心とする「ものづくり」である。その、ものづくり産業は、これまで「安く早く正確に」を追求し続けることで繁栄を保ってきた。だが、それがもはや通用しなくなりつつある。「クラウド」の出現が、産業構造を劇的に変貌させつつあるからだ。
自由化・グローバル化という流れの中で金融ネットワークや情報ネットワークの整備が進み、どの地域であっても同じような環境でビジネスが展開できるようになった。そこにデジタル化、ネットワーク化といった大きな変化が重なり、世界の基本構造を変えようとしている。それがどのような結果をもたらし、どのような未来を招来しようとするのか。それをどこまで正しくイメージできるかが、激動の渦中に置かれる企業にとって、極めて重要な経営課題になった。
まず注目しなければならないのは、世界勢力の変化である。「経済のフラット化」によって新興国の経済成長が一斉に始まり、広がる一方だった経済格差が今度は逆方向に回り始めた。技術、資金、情報という「ものづくり」に必要な要素がすべて揃ったことで、新興国は先進国に頼らず自力で工業製品を生産できるようになったのである。その仕事は単純な組み立て作業や部品生産から始まり、今やパソコンや携帯電話、自動車、太陽電池など幅広い分野へと広がっている。中国のレノボ社による米IBM社のパーソナル・コンピューター事業の買収、台湾のアスーステックコンピューター社による自社ブランドでの海外進出、インドのタタ・グループによる自動車分野への参入などは、まさにそれを象徴する出来事だろう。 →次のページに続く

自動車産業
『未来予測レポート』の基本的なテーマは、近未来、すなわち10年先、15年先に社会や経済、生活がどのように変わっていくのかを考えていくことにある。だがこういった話をすると、「未来など予測できるはずがないじゃないか」と反論される方が少なくない。確かに、未来を予測することは難しい。半分程度の確率でしか的中しないこともあるし、後から思えば妄想に過ぎなかったということもあるだろう。政治など恣意的要因が大きな比重を占める事項については、特に予測が難しい。
ただ詳細にデータを調べていくと、ほぼ確実に予測できることも多くあることがわかる。その最たる例が「人口」であろう。2009年現在の世界の人口は約68億人と推計されている。それが50億人を超えたのは1987年、その半分の25億人だったのは1950年である。いわゆる団塊世代が生まれたころ、世界人口は今の1/3強に過ぎなかったというのは、紛れもない事実なのである。 →次のページに続く

エネルギー産業
「人口は自然に増える」「物価は毎年上がっていく」「首都は東京である」など、普段はあまり口に出さないが多くの人たちが「暗黙の了解」と認識していることがある。しかし、今までそうであることを前提としていた事柄が、いつの間にか前提ではなくなりつつあるようだ。日本の人口が減少を始めているのは周知の通り。物価も一時的どころかこの10年間近く下がり続けており、今や下がる方が日本では「常識」となり始めている。つまり、今までとは違う新しい社会が形成されつつあるということだ。それは、過去の延長線上にはない。
『未来予測レポート』で提起しているのは、パラダイム、すなわちその時代や社会の中で「前提として認識されている基本的な事柄が大きく変わろうとしている」ということである。「産業構造の転換」というのは決して大げさな表現ではない。エレクトロニクスメーカー、自動車メーカー、電力・石油・ガス会社、放送局、広告代理店、新聞社、出版社…。大企業といえども「この会社は20年後も安泰」と思える企業が果たしてどれくらいあるだろうか。過去にこれほど多くの業界が不安定になったことがあるだろうか。産業構造の転換は現実である。これを直視することから始めなければならない。 →次のページに続く

未来予測レポート・シリーズ著者より
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未来予測レポート・シリーズ 著者 田中 栄 株式会社アクアビット 代表取締役 チーフ・ビジネスプランナー |
たなか・さかえ●90年、早稲田大学政治経済学部卒業。同年(株)CSK入社、社長室所属。CSKグループ会長・故・大川功氏の下で事業計画の策定、業績評価など、実践的な経営管理を学ぶ。93年マイクロソフト(株)入社。WordおよびOfficeのマーケティング戦略を担当。98年ビジネスプランナーとして日本法人の事業計画立案を統括。02年12月に同社を退社後、03年2月(株)アクアビットを設立し、代表取締役に就任。「デジタル」「自動車」「食」「サスティナビリティ」など、幅広いテーマから「未来予測レポート」を執筆。北海道札幌市出身、66年生まれ。 |
2009年12月に上梓した『未来予測レポート 2010-2025』では、環境・資源・エネルギーの問題を包括する「サスティナビリティ」をメイン・テーマとして取り上げました。当該レポートを発行したあと、筆者は各分野で日本をリードする様々な企業と「未来」について話し合ってきました。そこで改めて感じたのは、異なる業種・業界であっても似たような変化が起こっており、見据えている未来もほとんど同じということです。筆者が予測した新しい時代への潮流は今、見通しから確信へと変わっています。
本レポートでは、メイン・テーマに「クラウド」を据えました。クラウドとは、ひとことで言えば「ブロードバンドを基盤とする様々なサービス」です。サスティナビリティの本質は「モノの限界」であり、これに対してクラウドは「限りないサービス」をもたらします。今回のレポートは、いわば「サスティナビリティ」の“B面”という位置付けです。
前回は「サスティナビリティ」というテーマ、そして全産業を網羅するという観点から、マクロ面で見た大きな世の中の変化を俯瞰しました。それに対して今回は、「クラウド」と特に関連が深いエネルギー・自動車・エレクトロニクスの3分野に絞り、それぞれの分野で今後どのような変化が予想されるかを具体的に描きだしています。
日本の基幹産業は、自動車とエレクトロニクスを中心としたモノづくりです。これまでの日本のモノづくり産業は、大量生産と「安く早く正確に」という考え方に基づいて発展を続けてきました。だがそれが今、歴史的な転換点に差し掛かってきています。
筆者が特に注目しているのは「テレビ」と「自動車」です。ブラウン管、液晶に続く次世代の「テレビ」は、有機ELでも3Dでもありません。「電気自動車」は地球温暖化対策のために必要なのではありませんし、単にエンジンをモーターに置き換えることでもありません。今後、日本のモノづくりの代表的な存在である「テレビ」や「自動車」は、コンセプトのレベルから根本的に変わっていくでしょう。これが何を意味しているかは本レポートを読んで考えを巡らせていただければと思います。
今回の対象分野にエネルギーを加えたのは、広い意味ではエネルギー産業も「モノづくり」と捉えることができるからです。エネルギー産業は、石油という資源を消費してガソリンなどの「モノ」を作りだしています。また、これから社会全体が「クリーン・オール電化」へと向かう中で、太陽電池や2次電池をはじめとするエレクトロニクス製品は重要な役割を担います。エネルギーは今後、エレクロニクスと切り離して考えることが難しくなるのは確実です。自動車との関係も、今までとは違ったかたちになるでしょう。
近年、日本の未来を悲観する声ばかりが世の中に満ち溢れています。それはコストを「削る」ことに人々が疲れ果ててしまったからでしょう。外注費、広告費、原材料費、人件費など…、コスト削減は十分過ぎるほどやったはずです。次は未来のために、新しいビジネスを「創る」べき時期に来ています。
筆者は今、これから始まる時代にワクワクしています。荒削りだが毎日のように斬新なアプリケーションやサービスが登場する──それはWindows 3.1が登場した時とよく似ています。約20年ぶりにコンピューティングの新たな時代が始まろうとしています。クラウドにはその確かな感触があります。
今までの世界、そして過去の常識にしがみついてはいけません。挑戦することを恐れてはいけません。歴史に残るほど世の中が大きく変わるこの瞬間は、千載一遇のチャンスです。発想を変えて世の中を広く見渡せば、新しい可能性に満ち溢れていることにきっと気づくに違いありません。本レポートが未来への「気づき」となり、中長期戦略立案の一助になることを切に願います。
株式会社アクアビット
代表取締役 チーフ・ビジネスプランナー
田中 栄
自動車産業エレクトロニクス産業エネルギー産業3分野同時発売!
| 未来予測レポート2011-2025 | |
| 著者: | 田中 栄 |
| 発行: | 日経BPコンサルティング |
| 各分野のセット内容: | □ レポート( 専用4穴バインダー式 A4変型判、267ページ) □ 未来年表( A0判 841mm × 1189mm)【 3分野共通】 □ 図表データ集( CD-ROM) レポート掲載データ、未来年表 全データを収録 |
| 発行日: | 2010年12月18日 |

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あらかじめご了承ください。






